水辺の教室の活躍

水辺の教室は、今までたくさんのことに使われてきました。
現在では、地元の大学の水辺の生き物の生息を調べる研究としても利用されており、子供だけでなく、いろんな人たちに愛されています。
その水辺の教室の今までの活躍と、今はどのように利用されているのか? それらをご紹介しましょう。
1.小嶺メダカまつり
平成13年9月に行われた「小嶺メダカまつり」には、地元小学校の子供たち以外にも、たくさんの人たちが参加し、交流を深めました。
八幡西区の区長のあいさつ。

そして、いよいよ池に直接入って、生き物調査の開始です!
池にはたくさんの生き物が生息しています。
例えば、おたまじゃくし もちろんメダカもいますし、またトンボも生息していて、毎年トンボが生まれています。

同時に、メダカ池を完成させたときの経過をパネルにして皆さんに公表しました。(写真左)
また、地元のまちづくり協議会からも、スイートコーンの提供がありました。(写真右)
たくさんのふれあいと、協力で、メダカを通して、自然の勉強ができたということです。
平成13年11月水辺の教室を取材してきました。
その時の現状と、水辺の教室のこれからの課題などを紹介しましょう。

平成13年11月24日。
その日はとても天気のいい日でした。
でもだんだんと冬に近づいてきているためか、とても空気が冷たく感じます。
また、草木も少し枯れかかっていました。
現場に到着したのは、午前10時30分頃。夏でも昼過ぎ出なければ顔を出さないメダカ。そっとのぞいてみてもなかなか顔を出しませんでした。

と、そのとき、ちらほらとおたまじゃくしが顔を出し始めました。ほかにも、アメンボや、トンボも飛んでいました。メダカはまだかな〜?
水辺の教室にいるのは動物だけじゃないです。
植物も沢山生息していまして、例えばドクダミ、ゼンマイ、ヘビイチゴなど、メダカまつりで発見した物だけでも60種類以上もあります。

水辺の教室は、本当に沢山の植物が存在します。時々見回っては、写真のように、水辺の教室に似つかわしくない植物を見つけた場合、すぐに取り除くようにしているようです。

左の写真は、ちょっと離れたところから、水辺の教室を見たところです。そしてすぐ目の前に広がる池は、「葉山下池」です。遠くに水辺の教室のフェンスが見えると思いますが、あの水辺の教室から、池を通って水を流したいと、今村さんは言っています。

しかし、なかなかうまくいきません。
というのは右の写真のように水の入り口が舗装されているため、水がなかなかうまく流れません
このように、小嶺自治区会の管理の下、水辺の教室は育っています。
また、逆に沢山の課題が残っているのは確かです。
例えば、水辺の学校を守っていく上で、ふさわしくない植物を撤去していくことなどがあります。
今、ガマという植物が地下茎でどんどん増えていて、少し制限してどこかで抑えていかないといけないなと思っているそうです。ガマは池いっぱいに育ってしまい、他の植物の邪魔をしてしまうんです。
ここで、不思議なことを僕は感じました。「管理してあげないと育たない自然」ってどういうことだろう?
里山というのは、人間が関わってきて作った自然ですから、人間が関わらなくなったら、力の強い動植物が増え、自然のバランスが崩れてしまい、荒れ地になっていきます。今のような沢山の動植物は育たないのです。
だから、少しずつ人間が関わりながら、やっていかないといけないでしょうね。と語る今村さん。
新しい自然の形の存在を教えていただきました。
ということで、水も新しい水を入れたり、古い水を入れたり管理してあげなきゃいけない。と今村さんは語っていました。
でも、水辺の教室を作ったときに心配されていた、水漏れが、自然と水の入れ替えに役立っています。つまり、第三池や第二池から葉山下池へと、水漏れがあり、上池や中池から水が供給されてくる。今村さんでも予想のつかなかったいい意味での副作用だったようです。
また、今は子供達から電話がかかってきて、見に行きたいから、水辺の教室を開放してください。そして色々お話ししてくださいという依頼が沢山あるらしい。だから、実質自分でいかなくても、頻繁に出かけなければならないことがあり、毎日忙しいそうです。
以上のように、メダカまつりや、子供の遊び場として解放されている水辺の教室。
今村さんたちは、とにかく沢山の人たちに愛されるよう、日々努力を続けているのです。