一日一言 慾の学理 権利も義務も道理(もっとも)ではあるが、いはゞ慾の学理に過ぎない。慾で繋がれる社会には道理至極の理論なれど、夫婦、親子、兄弟、朋友の間柄には、愛と真心を以て此れに代用したし。 兄弟が田を分取りの争ひは 田分けものとや人のいふらん 親友の仲も... 2024.09.20 一日一言
一日一言 生存の法則 情慾は生存の法則なれば、全くこれを無視するは不合理の要求である。故にこれを尊重するの道も設けてあるが、さてその道の広狭は兎も角、世の道と認められたるものは、破れば必ず罰あるものと心得べし。 修行者は男女のなかを遠さげよ 火には剣もなまるもの... 2024.09.19 一日一言
一日一言 召使に同情せよ 特に注意すべきことは、召使の下女下男の人格を尊ぶことである。朝早くより夜遅くまで、自分の時といふ間はなく、食膳の前にさへ落付きて坐れず、機械の如くに間断もなく勘く彼等に対し、客扱には出来ずとも、せめて言葉ぱかりも穏かにして、尊敬の意を表はし... 2024.09.18 一日一言
一日一言 得手勝手の弁護 同じ過を為しても、我がすれば過てる理由を述べて弁護するが、他人には、我れ以上の理由ありしならんことを思はぬ。自ら銭を惜めば、惜む理由を説きて節倹といへど、人が惜めば、己れ以上の理由あるをも訊ねずして、直に吝嗇(りんしょく)といふ。 知らぬこ... 2024.09.17 一日一言
一日一言 旗文 非は理に勝事(かつこと)あたはず。理は法に勝事あたはず。法は権に勝事あたはず。権は天に勝事あたほず。天は明にして私(わたくし)なし。一日一言(新渡戸稲造)私の尊敬している教育者の一人である新渡戸稲造先生。有名なのは著書『武士道』、国際連盟事... 2024.09.16 一日一言
一日一言 善行する日が吉日 好しと認めたものは、即座に実行に取りかゝるがよし。躊躇する間に決心は薄らぐ、善事を為すに月日を選ぶ要はない。善行する日は吉日、吉日を待つ間に吉日は去り行きて凶日のみ残るなり。 明日よりほあだに月日を送らじと 思ひしかども今日も空しく明日とい... 2024.09.15 一日一言
一日一言 心の闘ひ 慶長五年(西紀一六〇〇年)の今日は、天下分け目の関ケ原の大合戦ありし日である。其後二百余年の泰平続けり。吾人の一生にも必ず命を賭して戦ふべき時は免れ難い。其の日は今日か明日かと待たずとも、将に眼前に迫り、時々刻々動員令が行はれ、既に戦闘が開... 2024.09.14 一日一言
一日一言 死を説明するは生 大正元年の今夜、乃木大将夫妻が自刃した。自殺の善悪論は兎に角、二人の誠意は天地を動かした。是れ死したる為と云はんよりは、生前の言行正しかりしが為である。人にして誠実を欠ける人なりしならば、死んでもただ笑ひ物たりしならん。死を説明するものは生... 2024.09.13 一日一言
一日一言 各人の使命 気に合はうが合ふまいが、自身一人の世の中にあらざる以上は、何人も一定の使命を以て生れ、使命を果さん為に存在する者と信ぜねばならぬ。然う考へれば、甲も乙も丙も丁も敵も味方も、現はれやうこそ異なれ同じ天道の一片。 峯の松谷の柏木いかなればおなじ... 2024.09.12 一日一言
一日一言 我は人の人なり 天保十四年(西紀一八四三年)の今日平田篤胤歿せり。神は我が神なり、我は神の人なり神はよし神とあらずも我や人ひとたる道を好まであらめや神は我が祖なり、我は神の子なり神はよし祖(おや)とあらずも我や子の子たらん道を尽さであらめや神は我が人なり、... 2024.09.11 一日一言